<Header>
<Author: 崔顥>
<Title: 行經華陰>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 行（ゆ）いて華陰（くわいん）を經（ふ）>
<BookPage: 61>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
岧嶤太華俯咸京，
天外三峰削不成。
武帝祠前雲欲散，
仙人掌上雨初晴。
河山北枕秦關險，
驛樹西連漢畤平。
借問路傍名利客，
無如此處學長生。
<End Poem>
<Translation>
高く高くそびえたつ太華山は長安の都を遙に見おろしている。天のうえにつきでている三つの峯は削ぎたったようで、人力で切りとっても、あああさやかにはできまい。 いにしえ漢の武帝が山神巨靈を祭った祠のまえで雲が今きれぎれになりかけて、でっかい仙掌崖のうえに雨がやっと晴れたようだ。
北の方角には、この華山の山脈と黄河の流れが潼關を枕にしたようなかたちで険しくつらなっているし、そのなかを坦々たる官道がひとすじに西にむかって走り、漢代二十五柱の天帝をまつった祭壇のあるかたへ、そして都の方角へ通じている。見れば、車や馬や輿や歩行の人々が、あとからあとから往來して絶え間がない。ちょっとお尋ねしたいが、みんな要するに名譽や地位を求めて奔走し、富や権勢にあこがれて苦心している連中ばかりと思うが、どうだ、この昔から仙人の道場として曲緒の深い、この神聖な靈山にはいって不老長生の術を學んではどうかね。
<End Translation>
<Formatted Translation>
高く高くそびえたつ太華山は長安の都を遙に見おろしている。
天のうえにつきでている三つの峯は削ぎたったようで、人力で切りとっても、あああさやかにはできまい。 
いにしえ漢の武帝が山神巨靈を祭った祠のまえで雲が今きれぎれになりかけて、でっかい仙掌崖のうえに雨がやっと晴れたようだ。
北の方角には、この華山の山脈と黄河の流れが潼關を枕にしたようなかたちで険しくつらなっているし、
そのなかを坦々たる官道がひとすじに西にむかって走り、漢代二十五柱の天帝をまつった祭壇のあるかたへ、そして都の方角へ通じている。
見れば、車や馬や輿や歩行の人々が、あとからあとから往來して絶え間がない。ちょっとお尋ねしたいが、みんな要するに名譽や地位を求めて奔走し、富や権勢にあこがれて苦心している連中ばかりと思うが、どうだ、この昔から仙人の道場として曲緒の深い、
この神聖な靈山にはいって不老長生の術を學んではどうかね。
<End Formatted Translation>